ワークショップ&講演

2015-07-08

流通経済大学で「子ども虐待の真実」の講義

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流通経済大学での講義中の写真



 

2015年5月25日、7月2日に、流通経済大学で「子ども虐待の真実」について講義をしました。毎年、児童虐待防止推進月間の11月に行うことが多いのですが、今年は前期に講義をさせていただきました。

 

法学部1年生の「法とキャリア」の授業の枠で、毎回話をさせていただいています。子ども虐待防止のオレンジリボン運動を始めた後からで、今年で7年目になります。同大学の法学部准教授の坂野喜隆先生に、機会を与えていただきました。心から感謝致します。

 

毎回、講義の最初に「オレンジリボンが児童虐待防止のシンボルと知っている人はいますか?」と尋ねると、1人も手が挙がらないことがほとんどで、まだまだ知られていないのだな~と感じつつ、学生さんが、今後もこれだけ詳しく児童虐待のことを知る機会は、なかなかないのではないのではないかと思い、悲惨な虐待事件のことも含めながら、身を引き締めて、虐待の講義をしています。

 

講義の後の感想シートには、「こんなに虐待が多いとは知らなかった」「どうして虐待が起こるのかがわかった」「自分は虐待をするような親にはならないようにしたい」「オレンジリボンのことを広めていきたい」という感想が多い中で、「自分は虐待を受けて育った」と書いている学生さんが必ず1~2人はいます。そのため、講義の最後に絵本「生きづらさから自由になる 気持ちのキセキ」をスクリーンを使って読み聞かせをすることを欠かさずしています。

 

読み聞かせの後、「涙が出ました」、「すごくジ~ンときました」、「自分の心の中のようでした」など、講義の後に言葉をかけてくれる学生さんもいます。

 

振り返ると1000人以上の方に、子ども虐待の話をし、絵本の読み聞かせをしています。学生さんの中には、警察官や公務員になる方も多いので、虐待のケースに遭遇することもあるかと思います。私の講義が活かされているといいなと願っています。

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