月別 : 2015. 07

2015-07-22

ディズニーの新作映画「インサイド・ヘッド」は感情がテーマ

デイズニー・ピクサーの新作のアニメーション映画『インサイド・ヘッド』は、今年の夏休みに合わせるかのように、2015年月7月18日に公開され、大ヒット中です。私は初日に映画館に観に行ってきました。

 

この映画のテーマは、「感情」です。11歳の女の子の頭の中にいる感情たちが主人公の映画です。ヨロコビやカナシミなどの感情たちがキャラクターとなって、女の子の人生にいろいろな影響を及ぼしていきます。感情はすべての人にとって、生きていくうえで、とっても大切なものだということを、わかりやすく楽しくそしてちょっぴり切なく伝える内容で、予想以上にいい映画でした。是非、観られることをおススメします。

 

ディズニー映画で「感情」をテーマにしたアニメーション映画が上映されるとは・・・。2008年に、「生きづらさから自由になる 気持ちのキセキ」を出版し、この絵本を使って、感情をテーマに、児童養護施設や被災地の小・中学校、そして、児童養護施設や里親家庭で育った子どもたちの自立のためのプログラムを行ってきた私としては、感慨深いものがあります。

 

この映画を観て、子どもや大人に、感情がどれほど大切であるかということ伝えていくことの必要性を改めて強く感じ、行動していきたい気持ちになりました。

 

2015-07-17

Wさんのイラスト②「夏祭り」

Wさんのイラスト第2弾!

タイトル「夏祭り」。

 

Wさんは当カウセリングルームに毎月1回、来てくれて、いろいろな話を聴かせてくれます。そして、月に1回ぐらいのペースでイラストを描いてくれています。

 

今回のイラストについて尋ねると、

「前回のイラストのキャラクターの女の子が、友だちと初めて夏祭りに行ったときのイメージを描きました。金魚すくいをしているときの楽しい気持ちを表現しました」とWさんは話してくれました。

 

Wさんは、子どもの頃、縁日の金魚すくいで金魚を20匹も取っていたとのこと。スゴイ!金魚すくいの名人!

 

楽しい気持ちがじんわり伝わってくるし、涼しげな気持ちにもなるイラストですね☆

 

 

夏祭り

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2015-07-10

性虐待被害者の支援者、リンダさんの「人生」という詩

DSCN2188

コロランカ(別名 ハンカチの木)がバルコ二ーで満開



 

私が心から敬愛するカナダ人の女性、リンダ・ハリディ=サムナーさんは、性虐待を受けた女性たちが、加害者を裁判で訴えたときの法廷支援ワーカーをしている方です。

 

リンダさん自身、子どものときに、実父から性虐待を受けました。 その被害体験からどのように回復し、支援者となったか、『リンダの祈り~性虐待というトラウマからあなたを救うために~』(集英社)で語られています。2003年 に出版したこの本は、残念ながら、絶版になってしまいましたが、多くの読者の方々に読んでいただき、大きな反響がありました。

 

私はリンダさんとの出会いから、知人の編集者に企画を提案し、この本の構成・監訳を担当しました。 最後の章では、リンダさんと私は対話をしています。その章のページの最後に、リンダさんの詩を紹介しました。とても心に沁み渡る詩で、読む度に胸が熱くなります。

リンダさんは、「人生とは廻る輪のようなもの」と語っています。

 

「人生」             「LIFE」

生きることは、学ぶこと        To live is to learn

学ぶことは、成長すること                To learn is  to grow

成長することは、泣くこと       To grow is to cry

泣くことは、感じること                   To cry is to feel

感じることは、愛すること                To feel is to love

愛することは、分かちあうこと          To love is to share

分かちあうことは、与えること          To share is to give

与えることは、生きること                To give is to live

2015-07-08

流通経済大学で「子ども虐待の真実」の講義

mini_150

流通経済大学での講義中の写真



 

2015年5月25日、7月2日に、流通経済大学で「子ども虐待の真実」について講義をしました。毎年、児童虐待防止推進月間の11月に行うことが多いのですが、今年は前期に講義をさせていただきました。

 

法学部1年生の「法とキャリア」の授業の枠で、毎回話をさせていただいています。子ども虐待防止のオレンジリボン運動を始めた後からで、今年で7年目になります。同大学の法学部准教授の坂野喜隆先生に、機会を与えていただきました。心から感謝致します。

 

毎回、講義の最初に「オレンジリボンが児童虐待防止のシンボルと知っている人はいますか?」と尋ねると、1人も手が挙がらないことがほとんどで、まだまだ知られていないのだな~と感じつつ、学生さんが、今後もこれだけ詳しく児童虐待のことを知る機会は、なかなかないのではないのではないかと思い、悲惨な虐待事件のことも含めながら、身を引き締めて、虐待の講義をしています。

 

講義の後の感想シートには、「こんなに虐待が多いとは知らなかった」「どうして虐待が起こるのかがわかった」「自分は虐待をするような親にはならないようにしたい」「オレンジリボンのことを広めていきたい」という感想が多い中で、「自分は虐待を受けて育った」と書いている学生さんが必ず1~2人はいます。そのため、講義の最後に絵本「生きづらさから自由になる 気持ちのキセキ」をスクリーンを使って読み聞かせをすることを欠かさずしています。

 

読み聞かせの後、「涙が出ました」、「すごくジ~ンときました」、「自分の心の中のようでした」など、講義の後に言葉をかけてくれる学生さんもいます。

 

振り返ると1000人以上の方に、子ども虐待の話をし、絵本の読み聞かせをしています。学生さんの中には、警察官や公務員になる方も多いので、虐待のケースに遭遇することもあるかと思います。私の講義が活かされているといいなと願っています。

2015-07-06

せきあやこさんの絵

せきあやこさんが描いた「森の中で」の絵

せきあやこさんが描いた「森のなかで」の原画



 

当カウンセリングルームのホームページTOPの絵を描いてくれたのは、友人のイラストレーターのせきあやこさんです。

2005年に初めて国内で「子ども虐待防止のオレンジリボン運動」を始めた時のチラシや、「子ども虐待防止のオレンジリボンネット」のホームページの絵やリーフレットも、せきさんが描いてくれました。

 

また、せきさんは、「生きづらさから自由になる 気持ちのキセキ」(明石書店 2008年)の絵も描いてくれています。私自身がせきさんの絵が大好きでお願いしたのです。

せきさんの絵について、「とってもきれいな絵」「すごくホッとする」「絵を見ているだけで癒される」という感想をよく聞きます。

 

先日、当カウンセリングルームにいらして、TOPの絵「森のなかで」の原画をステキな額縁に入れてプレゼントしてくれました。かわいいお花と共に。ありがとうございます。早速、壁に飾りました!

 

以下のアドレスは、せきさんの作品などを紹介しているせきさんのホームページです。是非、ご覧いただけたらと思います。

ayako-s.com

Twitter facebook
もどる